2009年5月23日土曜日

英ガーディアン紙:ネアンデルタール人が絶滅したのは多分人間が彼らを食ってしまったから

科学的な報告ですぞ:
The Observer, Sunday 17 May 2009 How Neanderthals met a grisly fate: devoured by humans : "One of science's most puzzling mysteries - the disappearance of the Neanderthals - may have been solved. Modern humans ate them, says a leading fossil expert.

The controversial suggestion follows publication of a study in the Journal of Anthropological Sciences about a Neanderthal jawbone apparently butchered by modern humans. Now the leader of the research team says he believes the flesh had been eaten by humans, while its teeth may have been used to make a necklace."

肉は食って、歯はネックレスにしたというのが、かわいい。

この学術報告に対して頭の固い人はカンカンになって怒っているらしい。人間に「食人習慣」があったとか言う話はタブーなのである。

『ひかりごけ』を読め。ネアンデルタール人よりずっと最近の出来事だぞ:




これに限らず、人間社会には触れてはいけないタブーが多い。特にニッポンでは「ポリティカリーコレクト」が最優先される。これじゃ科学の進歩はない。

2 件のコメント:

安野 さんのコメント...

昔、安部公房もそんな推測を書いていました。「ふ~ん」と思いながら読んでいましたが、農耕が人間にとって必然ではないというような文脈だったと思います。

Unknown さんのコメント...

司馬遷流に言えば「両雄並び立たず」というところでしょうか。映画や漫画では両雄が派手に殴り合いの喧嘩をした後で仲直りして「厚い友情を確かめる」と言うことになるのですが実際にはそんなことにならない。その人間が生物多様性の保護なんて言っているのは笑止千万。